【2026年版】kintone無料プラグイン特集|おすすめと選び方をカテゴリ別に解説

2026年版 kintone無料プラグイン特集 おすすめと選び方をカテゴリ別に解説

kintoneをもう少し使いやすくしたい。でも、有料プラグインを1本ずつ契約すると年数万円はかかる——。そんなときに現実的な出発点になるのが無料プラグインです。この記事では、次のことが分かります。

  • kintone標準では手が届きにくい部分と、プラグインで補える範囲
  • 一覧・レコード画面・入力支援・装飾・出力の5カテゴリごとに、無料で使えるプラグイン(自社・他社)を紹介
  • 「一覧が見づらい」「入力ミスが多い」など、よくある悩みからの逆引きと選び方

本記事は、kintoneの構築・カスタマイズの実務経験と、実際に多数のプラグインを開発・運用してきた立場からまとめています。自社(KIZUNA Works)の無料プラグインを軸に、同じカテゴリで無料で使える他社プラグインもあわせて紹介します。より大規模な要件で有料製品が視野に入る場合は、各カテゴリから専用の比較記事にリンクしていますので、あわせて活用してください。

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まず整理:kintone標準でできること・できないこと

kintoneは標準のままでも、アプリ作成・一覧表示・グラフ・プロセス管理・通知といった業務の土台がひととおり揃っています。多くの業務はこれで回ります。

一方で、少し使い込むと「あと一歩」が必ず出てきます。横スクロールでキー列が見えなくなる、添付ファイルの中身が一覧で分からない、入力の順番が人によってバラバラ——どれも致命的ではないのに、毎日少しずつストレスが積もる類のものです。

kintone標準で十分なことと、あと一歩が欲しくなることを左右で対比した図解

この「あと一歩」を、JavaScriptを書かずに設定画面だけで埋められるのがプラグインです。情シスやアプリ管理者が自分で導入できます。

無料プラグインを選ぶ前に知っておきたい3つのこと

無料プラグインと言っても、中身は製品によって差があります。選ぶ前に、次の3点を押さえておくと失敗しません。

  1. 「完全無料」か「無料お試し」か — 期限なしでずっと無料のものと、30日試用のあとは有料になるものがあります。本記事では区別して表記します。
  2. 広告や機能制限の有無 — 無料でも設定画面に広告が入る、一部機能が有料、というケースがあります。
  3. データの扱い(安心面) — 外部サーバーへレコードを送信するタイプか、kintone内で完結するタイプか。社内規程がある場合は要確認です。

KIZUNA Worksの「ちょこっとプラグイン」は、この記事で紹介する自社プラグインがすべて完全無料・利用期限なしです。設定画面に控えめな広告が入りますが、機能に制限はありません(広告非表示は年間サポーター¥3,300/年・任意)。いずれもkintone内で完結し、レコードのデータを外部サーバーへ送信しません

① 一覧画面をよくするプラグイン

レコードの一覧は、kintoneで最も長く眺める画面です。ここが見やすく・探しやすくなると、日々の効率が大きく変わります。標準では、横スクロールで左のキー列が消える・テキストの部分一致で素早く絞り込みにくい・合計を見るにはグラフ画面へ移動する必要がある、といった不便があります。

無料で使える主な選択肢(KIZUNA Works)

  • クイックサーチ — 一覧のツールバー横にインライン検索バーを追加。複数キーワードのAND/OR検索と、本日・今週などの期間ボタンで素早く絞り込めます。
  • 一覧スタイラー — 横長一覧の左端キー列を固定し、ゼブラ・行番号・条件付き行色分けで見分けやすく。期限切れやステータスを色で把握できます。
  • 集計サマリーバー — 一覧ヘッダーに合計・平均・件数の集計カードを表示。絞り込みに連動して即座に再集計します。
  • 添付ファイルアイコン表示 — 添付の有無・種別・件数をアイコンで可視化。詳細を開かずに何が付いているか判別できます。
  • クイックサイドビュー — 行クリックで右側にサイドバーが開き、一覧を保ったまま最大5件を並べて閲覧・編集できます。
  • 関連レコードポップアップ表示 — 一覧のアイコンにホバーするだけで関連レコードをポップアップ表示します。
  • シート編集カスタマイズビューを表計算風グリッドにして、その場で直接編集・保存。範囲一括編集やオートフィルにも対応します。
  • コメントコントロール — 一覧にコメント件数バッジを色分け表示し、自分宛メンションを強調します。

無料で使える他社プラグイン

一覧まわりは、他社にも無料で使える定番があります。いずれも無料で導入できます(他社製品の無料提供の範囲・条件は変わることがあるため、導入前に各社公式ページで最新情報をご確認ください)。

用途無料の他社プラグイン(提供元)
テキストでの絞り込み検索一覧テキスト絞り込み検索(TIS)
選択肢での絞り込み検索(PC版)検索プラグイン(JCS)※モバイル版は有料
一覧のインライン編集一覧画面編集プラグイン(TIS)
サブテーブルの一覧表示・列固定テーブルデータ一括表示(TIS)

選び方のヒント: まず無料で検索を良くしたいなら、TISの絞り込み検索かクイックサーチ。一覧をExcel感覚で編集したいなら、TISの一覧画面編集かシート編集から試すとよいでしょう。数万件を1文字でも確実にヒットさせる高速検索や、本格的な表計算編集は有料製品の領域です(詳しくは検索プラグイン比較一覧編集プラグイン比較を参照)。

② レコード画面をよくするプラグイン

項目が多いレコードは、詳細・編集画面が縦に長くなりがちです。目的の情報に早くたどり着く工夫、変更や申し送りを見える化する工夫が効きます。

無料で使える主な選択肢(KIZUNA Works)

  • クイックタブ — スペース要素を境界にフィールドをタブへ自動分割。手動割当なしで長いフォームを整理します。
  • クイック目次 — レコード画面の左にセクション目次を常時表示。クリックで該当箇所へジャンプできます。
  • 添付ファイルプレビュー — 画像・PDF・Excel・Word・テキストを、ダウンロードや画面遷移なしでその場のモーダルで確認できます。
  • クイック履歴ビュー — 「いつ・誰が・どのフィールドを何から何に変えたか」を自動記録し、詳細画面に時系列テーブルで表示。GASや外部サービスは不要です。
  • レコードロック — ステータスや日付などの条件を満たすとレコードを自動ロック。承認後・受注後の書き換えを防ぎます。
  • 付箋ボード — レコード詳細にカテゴリ付き付箋を自由配置し、一覧上部で未対応件数を集計。申し送りを見える化します。

無料で使える他社プラグイン

レコード画面まわりで無料の定番は「タブ表示」です。

用途無料の他社プラグイン(提供元)
タブ表示(シンプル)タブ表示プラグイン(Ribbit’s works・オープンソース)

一方、変更履歴の記録・レコードのロック・付箋メモは、無料で使える他社製品が見当たらない領域です。KIZUNA Worksのクイック履歴ビューレコードロック付箋ボードなら、いずれも無料・GAS不要で導入できます。

選び方のヒント: タブ表示を無料で試すなら Ribbit’s works かクイックタブ。手動でフィールドを割り当てず自動でタブ分割したいなら、クイックタブが手軽です(ユーザーごとにタブを出し分けるといった高度な制御は有料製品の領域です)。

③ 入力を助けるプラグイン

入力ミスや手戻りは、フォームの作り込みで大きく減らせます。新人やたまに使う担当者ほど効果を感じやすい領域です。標準では、必須にすると保存が止まる・区分ごとに項目を出し分けられない・ルックアップの取得ボタンがひと手間、といった不便があります。

無料で使える主な選択肢(KIZUNA Works)

  • 条件分岐フォーム — 区分やステータスの条件で、表示/非表示・必須化・読み取り専用・値の自動入力・選択肢の絞り込みを切替。アプリを分けずに区分別フォームを実現します。
  • 入力アシスト — 入力してほしい順にフィールドを色で誘導し、未入力チェックと入力中の重複チェックで漏れ・ミスを防ぎます。
  • ユーザーオートフィル — ユーザー選択で選んだ人(新規は自分)の組織・役職・社員番号・連絡先を自動転記。承認欄の捺印表示にも使えます。
  • ルックアップサジェスト — ルックアップに入力中の候補をその場で表示。参照ボタンで別画面に切り替える手間がなくなります。
  • 条件分岐自動採番 — 部署・担当者・ステータスの値に応じて採番ルールを自動で切替。CSVインポート後の一括採番にも対応します。
  • 住所アシスト — 郵便番号を入れるだけで住所を自動入力し、Googleマップのプレビューを詳細に埋め込み。APIキーは不要です。
  • フィールドコメント — フィールド名の横にヘルプアイコンや常時表示コメントを追加し、入力ルールをその場で伝えます。

無料で使える選択肢

入力支援は、無料で使える他社プラグインが少ない領域です。ルックアップの自動取得・先更新や、条件分岐フォームの多くは有料製品として提供されています。だからこそ、無料で使える次のKIZUNA Worksプラグインが選択肢になりやすい分野です。

選び方のヒント: アプリアクションや複製でのルックアップ取得漏れをなくす「自動取得」、過去レコードにもマスタ変更を反映する「先更新」といった機能が必要なら、有料製品も検討の価値があります。違いはルックアップ改善プラグイン比較で整理しています。

④ 見た目を整えるプラグイン

画面が整っているだけで、現場の「使いにくい」という印象はかなり和らぎます。重要な値を目立たせる、項目の区切りを分かりやすくする、アプリごとの識別をしやすくする——こうした装飾は無料プラグインでも十分に実現できます。

無料で使える主な選択肢(KIZUNA Works)

  • フィールドスタイラー — 背景色・文字色・フォント・幅・条件付きスタイルなど全10機能をノーコードで設定。金額やステータスなど重要な値を条件に応じて自動で目立たせます。
  • FormDeco — レコード詳細の罫線スタイルと、スペースフィールドの装飾(背景色・テキスト・画像)を設定し、項目の区切りや見出しを整えます。
  • テーマスタイラー — アプリのテーマカラーを一括で着色しつつ、タイトル帯に関連アプリ・ポータル・マニュアルへのクイックリンクを集約します。

無料で使える他社プラグイン

装飾系は、無料で使える単機能プラグインが充実しています。

用途無料の他社プラグイン(提供元)
フィールド種別ごとに背景色フィールド背景色設定(JCS)
罫線デザインの変更罫線デザイン変更(JCS)

選び方のヒント: 「種別ごとにサッと色分けするだけ」ならJCSの無料プラグインで十分です。背景色・文字色・フォント・幅・条件付きスタイルまで1つでまとめて整えたいならフィールドスタイラーが便利で、最大5条件までの条件付きスタイルも無料で試せます。単機能で足りるか、画面全体を整えたいかで選び分けましょう。

⑤ 出力・連携をよくするプラグイン

kintoneの外へデータや連絡を出す場面をスムーズにします。この領域は帳票・メールとも他社の本格サービスが多く、規模や自動化の要件によって選択肢が大きく変わります。

無料で使える主な選択肢(KIZUNA Works)

  • かんたんCSV出力 — 絞り込み結果を用途別テンプレート(列・並び順・ヘッダー名・文字コード)でワンクリック出力。Shift-JIS/UTF-8対応で文字化けも防ぎます。
  • メールアシスト — レコードの値を差し込んで件名・本文・宛先を組み立て、ワンクリックでメーラーを起動。一覧の絞り込み結果からBCC一斉送信もできます。

無料で使える選択肢

帳票もメールも、大量処理や自動配信になると有料サービスの領域ですが、小規模なら無料でも始められます。

用途無料で使える選択肢(提供元)
少ページのPDF帳票ReportsConnect for kintone(ケーピーエス)※3ページまで無料
手持ちPDFに配置して帳票化帳票デザイナー(KIZUNA Works)※テンプレート1件まで無料
絞り込み結果のCSV出力かんたんCSV出力(KIZUNA Works)
レコードから定型メール作成メールアシスト(KIZUNA Works)
社内ユーザーへの自動通知kintone標準の通知メール(社外宛は不可)

選び方のヒント: 「月に数回のPDF化」ならk-Reportの無料枠や帳票デザイナー、「コピペ作業だけ消したい」ならメールアシストで足ります。大量発行・複雑レイアウトの帳票や、大量配信・自動送信のメールは有料サービスの領域です(詳しくは帳票プラグイン比較メール送信方法の比較を参照)。

悩みから逆引きで選ぶ

「どれから入れればいいか分からない」というときは、いま感じている不便から選ぶのが早道です。まずは一番困っている1本から始め、効果を確かめてから増やしていきましょう。

無料プラグインの導入ステップの図解。困っている画面を1つ決める→無料プラグインで試す→効果を確認して横展開

よくある悩みまず試したい無料プラグイン
横長の一覧でキー列が消える・行を見分けづらい一覧スタイラー
一覧で目的のレコードを素早く探したいクイックサーチ
絞り込んだ一覧の合計や件数をその場で見たい集計サマリーバー
詳細画面と一覧の往復が多いクイックサイドビュー
項目が多くレコード画面が長いクイックタブクイック目次
入力の順番・漏れで手戻りが起きる入力アシスト
区分ごとに見せる項目や必須を変えたい条件分岐フォーム
担当者の部署・連絡先を毎回手入力しているユーザーオートフィル
承認後のレコードを書き換えられたくないレコードロック
重要な値を色で目立たせたいフィールドスタイラー
いつものフォーマットでCSVを書き出したいかんたんCSV出力
レコードから定型メールを毎回手作業で作っているメールアシスト

無料プラグインの導入手順

kintoneプラグインの入れ方は、どのプラグインでも共通です。おおよそ次の流れになります。

  1. 配布サイトからプラグインファイル(.zip)をダウンロードする
  2. kintoneの「kintoneシステム管理」→「プラグイン」から、ダウンロードしたファイルを読み込む
  3. 使いたいアプリの「アプリの設定」→「プラグイン」で、追加したプラグインを適用する
  4. プラグインの設定画面を開き、対象フィールドや動作を設定する
  5. アプリを**更新(本番反映)**して完了

プラグインの追加はアプリ単位です。1つのプラグインを複数アプリで使う場合も、システム管理への読み込みは一度で済み、各アプリで適用・設定するだけで使えます。導入前に各製品ページのスクリーンショットで設定項目を確認しておくと安心です。

もっと本格的な機能が必要になったら

無料の「ちょこっとプラグイン」でカバーしきれない、規模の大きな要件もあります。KIZUNA Worksでは、次のようなプレミアムプラグインも用意しています(単品販売はなく、プレミアム年間サポーターに含まれます)。

  • 帳票デザイナー — 手持ちのPDFを背景に、レコード値や明細をドラッグ配置して帳票化。まとめ印刷やPDF自動保存に対応します。
  • ダッシュボード — グラフ・数値カード・クロス集計表を1枚に集約し、アプリ横断の集計ダッシュボードを常設できます。
  • 属性制御フィルター — ユーザー・組織・グループ選択の候補を、役職や申請種別などの条件で自動的に絞り込み、部署外への誤選択を防ぎます。

無料で足りるうちは無料で、必要になったら本格機能へ——という順序で無理なく広げられます。

まとめ

kintoneの「あと一歩」は、無料プラグインでかなりの部分を埋められます。

  • 改善したい画面(一覧・レコード画面・入力・見た目・出力)から候補を探すと選びやすい
  • 同じカテゴリでも無料・無料お試し・有料が混在する。まず無料で試し、要件が大きくなったら有料や本格サービスを検討する
  • KIZUNA Worksの無料プラグインは完全無料・利用期限なし・kintone内で完結。一番困っている1本から始めるのが失敗しないコツ

気になるプラグインが見つかったら、プラグイン一覧から詳細を確認してみてください。導入実績で選びたい方はプラグインランキングも参考になります。導入や設定で迷ったら、お問い合わせからお気軽にご相談ください。

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