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ルックアップ絞り込み for kintone

候補は、入力中のレコードが決める。

ルックアップの[取得]で開く一覧を、入力中のレコードの値に応じて絞り込みます。kintone 標準の「絞り込みの初期設定」は参照先アプリの条件しか書けず、入力中のレコードの値を見られません。本プラグインは入力中のレコードのフィールドと突き合わせて候補を決めるので、案件ごとに候補が変わります。条件に合わない値のまま保存しようとしたときは保存を止めます

候補が多すぎて、選ぶのに時間がかかる

取引先マスタ、商品マスタ、従業員マスタ。ルックアップの参照先が育つほど、[取得]を押して開く一覧は長くなります。目的の 1 件を探して選ぶだけの操作に時間がかかり、似た名前を取り違えれば後の集計まで狂います。

01

標準の絞り込みは入力中のレコードを見られない

kintone の「絞り込みの初期設定」に書けるのは「営業所 = 東京」のような決まった値だけです。「この案件の担当営業所と同じ取引先だけ」のように、レコードごとに変わる条件は書けません

02

アプリを分けると運用が増える

営業所ごとにマスタアプリを分ければ絞れますが、アプリの数と権限設定が増え、マスタの二重管理が始まります。区分が 2 つ重なれば、アプリの数は掛け算で増えていきます。

03

選んではいけない値を選べてしまう

候補が絞られていないので、他営業所の取引先や取り扱いのない商品もそのまま選べます。気づくのは月末の集計や請求の直前で、直すには関係するレコードをすべて洗い直すことになります。

[取得]を押すと、絞り込まれた一覧が開く

レコードの〈対象サービス〉に「kintone」が入っているとき、商品リストの〈サービス種別〉が kintone のものだけを候補にした例です。参照先には 90 件の商品がありますが、候補は 21 件になります。

導入前 kintone 標準のレコード選択画面。全 90 件が並び、V-Cube やメールアーカイブなど目的外の商品が上に表示されている
標準の選択画面。「全 90 件」で、上から順に V-Cube・ディスク保守・メールアーカイブ…と並び、目的の kintone の商品は 1 件も見えません
導入後 ルックアップ絞り込みの選択画面。kintone の商品 21 件だけが並び、上部に絞り込み条件が表示されている
「21 件中 1-21 件を表示」で、すべて kintone の商品です。上部にどの条件で絞ったかが日本語で出るので、意図しない絞り込みにも気づけます。
絞り込みは参照先アプリへの問い合わせ条件として送ります。候補を取ってきてから隠すのではないので、件数が多いマスタでも表示が重くなりません。キーワード欄での検索は、絞り込みと AND で効きます。

レコードの見た目は変わらない

追加されるボタンや枠はありません。いつもどおり[取得]を押すだけです。上の〈対象サービス〉を選んでから明細の〈型番〉を取ると、そのサービスの商品だけが候補になります。

見積書のレコード編集画面。対象サービスにkintoneが入り、明細のテーブルに型番のルックアップがある
画面に足すものが無いので、利用者への説明が要りません。無効にすれば元の動きに戻ります

条件に合わない値は、保存の前に止める

候補を減らすだけでは、取得したあとに条件のフィールドを変えられたときに不整合が残ります。保存時ガードは、保存の直前に条件を満たしているかを確認し、満たしていなければ保存を中止して理由を表示します。

対象サービスをGaroonに変えたあと保存しようとして、明細の型番に絞り込み条件に該当しない値だと赤いエラーが表示されている
対象サービスを後から Garoon に変えたため、明細に残った kintone の商品が条件から外れた状態。保存は中止され、どの条件に合わないかが出ます

取得後に条件が変わったときの動きは選べます

  • ルックアップの値をクリアする(既定)— 条件が変わった時点で取り直しを促します。
  • 値は残し、選び直しを促すメッセージを出す — 入力途中の値を消したくない場合に。
  • 何もしない — 上の保存時ガードでだけ検出します。
kintone の仕様上、保存時のエラーは必ず保存を中止します(「警告だけ出して保存も通す」はできません)。参照先アプリへの照会に失敗した場合は保存を止めません — 通信の不調で業務が止まらないようにしています。

設定は、1 文の空欄を埋めるだけ

「参照先の〈○○〉が、入力中のレコードの〈○○〉と一致するものだけを候補にします」— この 1 文を埋めると、読み下した文と実際のレコードで試算した候補の件数がその場に出ます。保存する前に結果を確かめられます。

ルックアップ絞り込みの設定画面。1文の空欄を埋めると、読み下し文と候補件数が表示される
読み下し文と「この設定だと、こう出ます=候補は 21 件」が同じ画面に出ます

右辺に指定できるもの

  • 入力中のレコードのフィールド — 案件の営業所・区分・取引先など。標準の絞り込みの初期設定では書けません。
  • 見る人ごとの対応表 — 「A 店舗の人には A 店舗の従業員だけ、統括には A・B・C すべて」を表で設定。
  • 操作している人 — ログインユーザー本人、その優先組織。
  • 実行するときの日付 — 「今日以降のもの」「30 日以内のもの」など。
  • 自分で決めた値 — 固定値での指定。
後半の 3 つ(操作している人・実行するときの日付・自分で決めた値)は、kintone 標準の「絞り込みの初期設定」でも書けます(クエリ形式の関数 LOGINUSER() / PRIMARY_ORGANIZATION() / TODAY() などが使えます)。標準側にできないのは、入力中のレコードの値との突き合わせと、見る人ごとの対応表、場面ごとの切り替え、保存時ガードです。標準側では andor を混在させることもできません(1 つの条件式ではどちらか一方だけ)。

はじめて開いたときは、この 2 つだけ

ルックアップ絞り込みの初回の設定画面。どのルックアップを絞り込むかと、候補をしぼる条件の2つのカードだけが表示されている
アプリのルックアップが 1 つなら自動で用意されます。既定のままで動く設定は折りたたんであり、それぞれに「〜したいときに開きます」と書いてあります

よくある例から作れます

よくある例から設定を作る入口。担当営業所で絞る、取引のある商品だけ、などの例が並んでいる
よく使う絞り方は例から選べます。選んだあとに 1 文を直せます

場面によって、絞り方を変える

「新規のときは営業所で、更新のときは担当者で」「区分 A なら在庫のあるものだけ、区分 B なら全件」— 条件のセットを複数持ち、上から順に判定して最初に当てはまった 1 つを使います。複数を AND で重ねることはしません。

  • どのセットにも当てはまらないときは絞り込みません(標準どおりの候補になります)。
  • 「常に絞り込む」セットを上に置くと、その下のセットには到達しません。設定画面で警告が出ます。
  • 絞り込むタイミングをステータス・入力値・実行する人で限定できます。

ルックアップサジェストと組み合わせる

当社のルックアップサジェスト(無料)を v3.0.0 以上にすると、入力中に出る候補にも同じ絞り込みが効きます。[取得]を押す前の段階から、選べる候補が正しくなります。

連携オフ サジェストの候補リスト。運用と入力すると10件出て、Garoon運用サポートやV-Cube運用サポートが混ざっている
〈型番〉に「運用」と打つと 10 件。Garoon 運用サポートや V-Cube 運用サポートが混ざります
連携オン サジェストの候補リスト。kintone 運用サポートの4件だけになり、下に絞り込み条件が表示されている
kintone の運用サポート 4 件だけ。リストの下に絞り込んだ条件が出ます。
設定画面の折りたたみ「選んだあとの扱い(連動と検証)」。サジェストにも絞り込みを適用するチェックボックスがある
連携のオン・オフはルックアップごとに切り替えられます(既定はオン)
オフにした場合でも、[取得]を押して開く一覧は絞り込まれます(打っている間だけ絞り込まれなくなります)。ルックアップサジェストを導入していない場合や旧版の場合も、本プラグインは単体で動作します。

インストール手順

  1. 上の「無料でダウンロード」から kw-lookup-filter-v1.0.0.zip を保存します。
  2. kintone の「kintoneシステム管理」→「プラグイン」を開き、「読み込む」から zip を読み込みます。
  3. ルックアップを設置しているアプリで「アプリの設定」→「プラグイン」→「プラグインの追加」から追加します。
  4. 歯車アイコンから設定画面を開き、1 文の空欄を埋めて保存します。候補の件数がその場に出るので、意図どおりか確認できます。
  5. アプリを更新すると有効になります。
すでにお使いの場合は、同じ手順で新しい zip を読み込むと上書きされます。アプリごとの設定は保持されます

プランについて

無料のままでも、ルックアップ 1 つ・絞り込み 1 通りまで使えます(右辺に指定できるものと保存時ガードは、すべて無料の範囲です)。複数のルックアップ場面ごとの条件セット見る人ごとの対応表、そしてルックアップサジェストとの連携が、プレミアム年間サポーターで解放されます(単品販売はありません)。

無料プラン

¥0/ 完全無料
  • ✅ 入力中のレコードの値で候補を絞り込む
  • ✅ 右辺は フィールド/操作している人/実行日/固定値
  • ✅ 保存時ガード(条件に合わない値なら保存を中止)
  • ✅ 取得後に条件が変わったときの動作を選択
  • ✅ サブテーブル内のルックアップ・ゲストスペース
  • ✅ 利用期限なし(ルックアップ1つ・絞り込み1通り/設定画面に控えめな広告あり)
無料でダウンロード

できないこと・ご注意

  • 優先組織が設定されていない利用者では、優先組織を使った条件が無視され、全候補が表示されます(保存時ガードも同じ条件で判定するため止まりません)。これは kintone のクエリ関数 PRIMARY_ORGANIZATION() の仕様で、公式ドキュメントに「優先する組織が設定されていない場合、その条件は無視され、それ以外の絞り込み条件を満たすすべてのレコードが取得されます」と記載されています。優先組織を条件に使う場合は、対象の利用者に優先組織が設定されていることをご確認ください。
  • モバイル版はテーブル外のルックアップに対応します。テーブル内のルックアップは PC 版のみです。
  • kintone 標準の「絞り込みの初期設定」はそのまま残して構いません(AND で組み合わせて動きます)。標準側だけで足りる場合は、本プラグインは不要です — 固定値での絞り込み、ログインユーザーや優先組織での絞り込み、実行日での絞り込みは、標準の絞り込みの初期設定だけで設定できます(クエリ形式の関数が使えます)。本プラグインが必要になるのは、入力中のレコードの値で候補を変えたいとき、見る人ごとに範囲を変えたいとき、場面によって絞り方を切り替えたいとき、そして条件に合わない値の保存を止めたいときです。
  • 参照先アプリに対する閲覧権限は kintone 本体の設定どおりに働きます。権限のないレコードは候補にも出ません。

よくある質問

kintone のルックアップの候補を、レコードの値で絞り込めますか?
はい。ルックアップ絞り込み for kintone は、[取得]を押したときに開く一覧を、入力中のレコードの値に応じて絞り込む kintone プラグインです。たとえば「担当営業所が東京の案件では、東京の取引先だけを候補にする」といった絞り込みができます。
kintone 標準の「絞り込みの初期設定」との違いは何ですか?
標準の絞り込みの初期設定は、参照先アプリに対する条件をクエリ形式で書くもので、「入力中のレコードの値」を参照する記法がありません。そのため案件ごとに候補を変えることができません(ログインユーザーや実行日を使った絞り込みは標準でも書けます。LOGINUSER()・PRIMARY_ORGANIZATION()・TODAY() などの関数が使えます)。本プラグインは右辺に「入力中のレコードのフィールド」を指定できるため、レコードごとに候補が変わります。また標準側は 1 つの条件式で and と or を混在できませんが、本プラグインは組み合わせられます。標準の絞り込みの初期設定を設定してある場合は、それと AND で組み合わせて動きます(標準の設定を消す必要はありません)。
操作している人によって候補を変えられますか?
できます。条件の右辺に「操作している人」を選ぶと、ログインユーザーやその優先組織で候補を絞り込みます。さらに「見る人ごとの対応表」を使うと、「A 店舗の人には A 店舗の従業員だけ、統括の人には A・B・C 店舗すべて」のような出し分けを表で設定できます。なお、優先組織が設定されていない利用者では kintone 側の仕様により条件が無視され、全候補が表示されます。優先組織を使う場合は、対象となる利用者に優先組織が設定されていることをご確認ください。
新規作成のときと編集のときで、絞り方を変えられますか?
変えられます。「場面によって絞り方を変える」設定で条件のセットを複数持てます。セットは上から順に判定し、最初に当てはまった 1 つだけを使います(複数を AND で重ねることはしません)。どのセットにも当てはまらない場合は絞り込みません。
取得したあとに条件のフィールドを変えられたら、どうなりますか?
3 つの動きから選べます。既定は「ルックアップの値をクリアする」で、条件が変わった時点で取り直しを促します。ほかに「値は残し、選び直しを促すメッセージを出す」「何もしない」があります。「何もしない」を選んだ場合でも、保存時ガードが有効なら、条件に合わない値のまま保存しようとしたときに保存を中止します。
条件に合わない値を保存できてしまうことはありませんか?
保存時ガード(既定で有効)が、保存の直前に候補の条件を満たしているかを確認し、満たしていなければ保存を中止してフィールドに理由を表示します。なお kintone の仕様上、保存時のエラーは必ず保存を中止します(「警告だけ出して保存も通す」はできません)。参照先アプリへの照会に失敗した場合は保存を止めません(通信の不調で業務が止まらないようにしています)。
ルックアップサジェストと一緒に使えますか?
使えます。ルックアップサジェスト v3.0.0 以上と併用すると、入力中に表示される候補にも同じ絞り込みが適用されます(設定でオフにもできます)。オフにした場合でも、[取得]を押して開く一覧は絞り込まれます。ルックアップサジェストを導入していない場合や旧版の場合も、本プラグインは単体で動作します。
サブテーブル(テーブル)の中のルックアップにも使えますか?
使えます。テーブル内のルックアップでは、条件の右辺に同じ行の列を指定することも、テーブル外のフィールドを指定することもできます。行ごとに条件を判定します。
設定が難しくありませんか?
設定は「参照先の〈○○〉が、入力中のレコードの〈○○〉と一致するものだけを候補にします」という 1 文の空欄を埋めるだけです。埋めると、その設定を日本語で読み下した文と、実際のレコードで試算した候補の件数がその場に表示されるので、保存する前に結果を確かめられます。既定のままで動く設定は折りたたんであり、それぞれに「〜したいときに開きます」と書いてあります。
無料プランではどこまで使えますか?
ルックアップ 1 つ・絞り込み 1 通りまで使えます。条件の右辺に指定できるもの(フィールド・操作している人・実行するときの日付・固定値)と保存時ガードは、すべて無料の範囲です。プレミアム年間サポーター(税込 ¥16,500/年)の対象は、複数のルックアップ・場面ごとの条件セット・見る人ごとの対応表・ルックアップサジェストとの連携・広告非表示です。期限が切れても設定は消えず、先頭 1 つが動く状態に戻ります。

セキュリティ・データの取り扱い

KIZUNA Works のプラグインは、お客様のデータを社外に持ち出さない設計です。気になる方はブラウザの開発者ツール(F12)で通信内容をご確認いただけます。

  • レコード等の業務データを外部に送信しません

    プラグインが扱うレコードやフィールドの値が、当社や第三者のサーバーへ送られることはありません。

  • 外部通信はライセンス認証のみ

    ライセンスの確認のため、プラグイン ID と利用ドメイン名だけを当社サーバー(Google Apps Script)へ送信します。通信は kintone のプロキシ経由で行われます。

  • 実行時に外部ライブラリ(CDN)を読み込みません

    第三者製ライブラリは使用していません。改ざんリスクのある外部 CDN への依存はありません。

  • 設定情報は kintone の暗号化領域に保存

    API キー等の秘匿情報をコードに直書きせず、設定は kintone 標準の暗号化された設定領域に保存します。

セキュリティ・データの取り扱いについて詳しく見る

ルックアップの候補を、レコードに合わせる

ルックアップ絞り込みはプレミアム年間サポーター(税込 ¥16,500/年)に含まれます。単品販売はありません。無料のままでもルックアップ 1 つ・絞り込み 1 通りまでお使いいただけます。

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