無料 Web ツール「Shiki(kintone計算式ジェネレーター)」を公開しました
kintone の計算式は Excel と関数の顔ぶれが違うため、「Excel のつもりで書いたら動かない」でつまずく場面が少なくありません。とくに次の3つは繰り返し相談が寄せられる定番です。
- LEFT 関数がない — 文字列を切り出す手段が計算式にはありません
- 日付どうしを引き算すると秒数が返る — 日数にするには 86400 で割ります
- 未入力の日付が 1970/01/01 として計算される — けた違いの値が出ます
Shiki は、やりたいことを選んでフィールドコードを入れるだけで、kintone にそのまま貼れる計算式を作るツールです。登録不要・完全無料で、入力した内容はブラウザの外に送信されません。
47のレシピを用意しています
- 日付・期間(13)— 日数の差/初日と最終日を含む日数/未入力なら空欄/N日後・N日前/年月の取り出し/時刻の差(勤務時間)/日時の差/経過年数のおおよそ など
- 条件分岐(12)— IF の基本/入れ子/AND・OR・NOT/未入力なら計算しない/ゼロ除算の回避/空欄なら別のフィールドを使う/大きいほう・小さいほうを取る/絶対値 など
- 数値の丸め・集計(14)— 四捨五入・切り上げ・切り捨て/税込金額/消費税額/達成率/テーブルの合計/行ごとの計算/平均単価/¥1,234 形式/べき乗/箱数/余り/割引後の金額 など
- 文字列・選択肢(8)— フィールドの結合/単位つき表示/チェックボックスの判定/チェックの個数を数える など
「できないこと」も実機で確かめて載せました
計算式は間違っていてもエラーが出ず、静かに空欄になることがほとんどです。そこで、実際に試して確かめた「できないこと」を一覧にしました。年度(4月始まり)の算出、平方根、文字列の大小比較、SUM() の中での掛け算、TODAY に相当する関数など、どれもエラーにならないまま誤った結果になるものです。
あわせて「Excel の関数は kintone でどう書くか」の対応表と、「計算式で参照できる・できないフィールド」の一覧も掲載しています。関連レコード一覧やレコード番号が計算式から参照できないことなど、式が正しいのに動かないときの原因を確認できます。
掲載している式は kintone 公式ヘルプで仕様を確認したうえ、検証用のkintoneアプリに実際に設定して戻り値まで確認しています。