kintone プラグイン「テーブルアシスト」v1.0.0 を公開しました
kintone プラグイン「テーブルアシスト for kintone」v1.0.0 を公開しました。ちょこっとプラグイン(年間サポーターライセンス 税込 ¥3,300/年・全機能は無料で利用可能)です。
kintone のテーブル(サブテーブル)は、行の追加と削除しかできません。並べ替えも、複数行のまとめ操作も、条件を付けた集計もできず、明細を扱う業務では毎回の手作業が発生します。テーブルアシストは「行を選ぶ」という 1 つの操作を軸に、この不足をまとめて埋めます。
チェックした行だけ、合計する
いちばんの中心機能です。明細に「選択」などのチェックを入れると、その行だけを対象にした合計・平均・件数・最大・最小を、テーブルの外にある数値フィールドへ自動入力します。
kintone には SUMIF がないため、これまでの回避策は「作業用の計算列を 1 本足して IF(CONTAINS(…), 金額, 0) を合計する」ことでした。この列は非表示にできず CSV にも出てしまいます。テーブルアシストなら作業列も関数式も不要です。
書き込まれるのは実データなので、一覧の絞り込み・グラフ・CSV 出力・ルックアップにそのまま使えます。1 行も選ばれていないときは、合計・平均・最大・最小は 0 ではなく空欄にします(「0 円」と「まだ選んでいない」を取り違えないためです)。
チェック用の列は、勝手に作りません
テーブルの中にすでにあるフィールドを「行を選ぶ目印」として指定します。使えるのは チェックボックス/複数選択/ドロップダウン/ラジオボタン/文字列(1行) の 5 種類です。
この方式にしているので、選んだ状態がそのままレコードのデータとして残り、あとから「どの行が集計対象だったのか」を検証できます。いちばん簡単な準備は、テーブルにチェックボックスを 1 列追加し、選択肢を 1 つ(例:「選択」)だけ作ることです。
行の操作もまとめて
- 並べ替え — 行の左端の掴みハンドルでドラッグ&ドロップ、または各行の ↑↓ ボタン
- 複製 — ⧉ ボタンで、その行の値ごと直下にコピー
- 列見出しクリックで並べ替え — 昇順 → 降順 → 元の順に戻す(空欄は常に末尾)
- ヘッダー行の固定・行番号の表示
- 選んだ行の一括操作 — まとめて複製・↑上へ・↓下へ・先頭へ・末尾へ・削除
- 行数制限 — 上限に達したら + ボタンと複製ボタンを無効化
並べ替え・複製・削除はいずれも編集中の変更です。kintone 標準の入力と同じく、レコードを保存するまで確定しません。
導入前のレコードにも一括反映
設定画面の「② 一括反映」から、プラグインを入れる前に登録したレコードにも集計値をまとめて書き込めます。すでに正しい値が入っているレコードはスキップするので、無駄な更新履歴は残りません。何度実行しても結果は同じなので、途中で中断してもそのまま再実行できます。
動作環境
レコードの作成・編集画面で全機能が動作します。詳細画面では集計カードと選択行のハイライトを表示(値は変わりません)、モバイルは集計の表示と保存時の書き込みに対応します。行の並べ替え・複製・一括操作はパソコン版のみです。1 つのアプリの複数テーブルに設定でき、ゲストスペースにも対応します。GAS・外部サービスは不要で、レコード画面では通信を一切行いません。