「メールアシスト for kintone」v1.6.0 公開:レコードごとに1通、表や添付ファイルもそのまま
kintone プラグイン「メールアシスト for kintone」を v1.6.0 に更新しました。利用者の方からいただいたご要望をまとめて実装した版です。
一斉送信で「レコードごとに1通」を作れます
これまでの一斉送信は、選んだレコードの宛先を BCC にまとめて1通だけでした。v1.6.0 では、テンプレートごとに 「レコードごとに1通」 を選べます。1件ずつ本文の差し込みが変わるので、「○○様、貴社の△△について」のような個別の内容を、選んだ件数分まとめて作成できます。
一度に作成できる件数には上限を設けられます(既定 20 件)。
表や罫線のある本文、添付ファイルをそのまま載せられます
新しく 「下書きファイル(.eml)を作る」 送信方法を追加しました。ダウンロードしたファイルを開くと、そのまま送信できる作成画面が立ち上がります。
- 書式つき本文 — リッチエディターで作った表・罫線・文字色が、崩れずにメールに載ります
- 添付ファイル — レコードの添付ファイルフィールドを選ぶと、そのファイルがメールに添付されます
- 本文の長さ制限なし — 従来の URL 方式は日本語で約 1,200 字が上限でした(それを超えるとメーラーが開きません)
- レコードごとに1通が確実 — 2件以上のときは ZIP にまとめてダウンロードします
下書きファイル方式は、Outlook・Thunderbird などパソコンにインストールされたメールソフトが必要です。 ブラウザ版のメールのみをお使いの場合はご利用いただけません。どの送信方法で何ができるかは製品ページの対応表にまとめてあります。設定画面にも同じ内容を表示します。
なお、下書きファイルを開いたときの署名はお使いのメールソフト側の設定で自動挿入されます。テンプレート本文に署名を書くと二重になるため、署名はメールソフト側にお任せください。
URL 方式でも表や箇条書きの体裁をできるだけ保ちます
従来の URL 方式(既定メーラー・Gmail など)は書式を渡せませんが、v1.6.0 では表を罫線で組んだテキストに、箇条書きを「・」の行に変換してから渡します。書式つきの本文が、読める形のプレーンテキストになります。
宛先・表示条件に「操作している人」を使えます
テンプレートの表示・送信条件で、レコードの値だけでなく 操作している人の組織・グループ・ユーザー・アプリ管理権限を条件にできるようになりました。
- 「アプリの管理権限を持つ人にだけこのテンプレートを見せる」
- 「営業部の人だけに表示する」「特定のグループのときだけ送信対象にする」
条件の数の上限も 5 → 8 に増やしました。組織・グループ・ユーザーは一覧から検索して選べます。
テンプレートの編集中に入力内容が消えないようにしました
テンプレートの編集画面は、背景をクリックしても閉じません。入力の途中で内容が失われることがなくなります。Esc キーやキャンセルで閉じるときは、変更があるときだけ確認します。
Web メーラーで2通目以降が開けないときにお知らせします
Gmail などの Web メーラーは、ブラウザの仕様で2通目以降のタブが開きません(当社実測。5通起動して開くのは1通のみ)。この場合に開けなかった件数を画面でお知らせするようにしました。宛先が多く複数通に分かれる一斉送信や、レコードごとに1通の作成では、下書きファイル方式をお選びください。
条件でユーザーを選ぶとき、停止中の方は表示しません
表示・送信条件で操作している人(ユーザー)を選ぶ画面に、cybozu.com 共通管理で停止中にした利用者を表示しないようにしました。退職された方などが候補に並んで選びにくい、というご要望への対応です。
なお、すでに条件に設定済みの方は、停止中になっても一覧に残し「停止中」と表示します。黙って消してしまうと、その設定を画面から外せなくなるためです。
本文入力欄でフィールドを候補から選べます
件名・本文・宛先の入力欄で { を打つと、フィールドコードの候補が出ます。フィールドコードを覚えていなくても差し込みが書けます。
アップデート方法
現在の配布版は v1.6.1 です。公開当日にいただいたご要望(停止中の利用者を候補に出さない)を反映しています。v1.6.0 をお使いの方も、この版への更新をおすすめします。
kintone プラグインは自動更新されません。製品ページから最新版をダウンロードし、kintone のシステム管理 → プラグインから上書きアップロードしてください。設定・既存テンプレート・記録済みの履歴はそのまま引き継がれます。送信方法の既定は従来どおり(メーラーを URL で起動)なので、更新しただけで動きが変わることはありません。
ご要望をお寄せいただいた利用者の方に感謝します。