無料 Web ツール「Totonoe(kintone CSVインポート整形ツール)」を公開しました
Excel で作ったデータを kintone に読み込もうとして、エラーになったり、読み込めたのに値が空欄だったりした経験はないでしょうか。kintone が CSV から読み込める値の形は、フィールドの種類ごとに決まっています。とくに次のような値は、そのままでは読み込めません。
- 和暦や「2026年9月30日」の日付 — kintone が読めるのは
2026-09-30のような形です - 「¥1,200,000」「△5,000」「35000」の金額 — 記号や全角の数字は読めません
- 「帳票、一括更新」のように1つのセルに並べたチェックボックス — kintone は選択肢ごとに列を分けた形で読み込みます
Totonoe(ととのえ)は、こうしたデータを kintone が読める形に直す無料ツールです。CSV ファイルを選ぶか Excel のセルを貼り付け、列ごとにフィールドの種類を選ぶだけで、直した CSV を書き出せます。登録不要で、データはブラウザの外に送信されません。
主にできること
- 日付・時刻・日時 — 和暦(令和・平成・昭和)、Excel の日付の数値、「午後3時30分」、世界標準時つきの日時などを kintone の形に直します
- 数値 — 「¥」「円」、桁区切り、「△」「▲」、全角の数字、指数表記を直します
- チェックボックス・複数選択 — 1つのセルに並んだ値を、選択肢ごとの列に展開します
- ユーザー・組織・グループ・カテゴリー — 「、」などで並んだ値を、セル内改行の区切りに直します
- リンク — 全角のアドレスや電話番号を直し、
http://の無いアドレスにはhttps://を付けます - 行の整理と重複チェック — 2行に分かれた行を前の行にまとめ、複数の項目の組み合わせで重複を見つけます
Excel で保存した CSV にありがちな崩れにも対応しています
日本語版の Excel で保存した CSV(Shift_JIS)で「¥」が「\」になる、Excel の「Unicode テキスト」で保存した、電話番号の先頭の 0 が消えた、数式のエラー(#N/A など)が残っている、長い番号が「4.90123E+12」のように桁が落ちている——といった崩れを見つけて、直すか、エラーとして知らせます。直した値と直せなかった値は色分けして表示するので、読み込む前に確かめられます。
実際の kintone アプリで読み込みを確認しています
CSV で読み込めるすべての種類のフィールドを並べた検証用の kintone アプリを用意し、Totonoe で書き出した CSV を実際に読み込んで、値が正しく入ることを確かめました。新規登録に加えて、既存のレコードを上書きする読み込み(レコードの更新と追加)や、3,000件の大量データでも確認しています。